この冬シーズン、冬靴、ピッケル、十二本爪アイゼンと買い揃え、近場のチャレンジも、薊岳、大普賢岳と達成し、いよいよ雪山アルプスに挑戦です。初めての雪山アルプスは唐松岳と木曽駒ヶ岳にしました。
強風の八方尾根
深夜、第3駐車場に着。白馬は、若い頃にスキーでよく来たが、久々。よく軽四で来れたよ。コンビニで買ったサンドイッチを食べ、時間を潰す。暗闇が白じんできたが、低いところでガスが溜まってて、ちょっと不安になる。
ゴンドラの開始時刻に合わせて並ぶと、スキーの人と登山者は半々ぐらい。スキーの人はみなヘルメットを被ってるけど、登山者で被ってるのは少なかった。
ゲレンデトップまでゴンドラとリフトを乗り継いで上がるのだけど、ガスガスのホワイトアウト状態で次の乗り場が分からない。とにかく前の人影を見失わないようについていく。八方池山荘まで上がるとガスも少し薄くなり、物陰で身支度整えてスタート。
最初はガスで何も見えなかったが、高度を上げるに連れガスも晴れてきた。
樺帯では霧氷も観れ、幻想的だった。
ふと振り返ると雲海。
身震いしたよ。
鹿島槍ヶ岳が見えた!
左から唐松岳、不帰ノ険三峰とニ峰だ。
さあ、あの尾根を辿っていくのね。
でも風が結構強く、何度も耐風姿勢で凌ぐのだけど、こんな位大した事ないよって感じで、スタスタスタとその横を追い抜いていく人もいた。
それでもようやく八方尾根を登りきり、唐松山荘に到着。山頂部はまたガスが掛かってきて、もう結構満足だったので、登頂は止めて下山することにしました。
雲上のワンダーランドだ。
不帰ノ険三峰かな
白馬三山?
今回は、ピッケルくん大活躍でした。
八方池辺りまで降りるとまた稜線付近のガスも取れ、そこでようやく腰を下ろし、カップ麺を食べながら白馬の峰々を眺めた。初めての雪のアルプスは、山頂まで行けませんでしたが、大きな満足感を持って下山できました。
快晴の木曽駒ヶ岳
伊那の安いビジネスホテルに泊まって、遠征二日目は木曽駒ヶ岳です。
始発の1時間前位に駐車場に着。お湯を沸かしポットにつめる。車道に出ると千畳敷カールがよく見える。昨日と違って快晴だ。山頂部にも雲ひとつない。
バスに乗り、ロープウェイに乗り換えの待機中、そばに結構お年なお父さんがいて、岳人というより観光旅行って風貌で、めちゃ小さなリュックに、取り付けているピッケルがとても年代物を感じさせる代物。なんかとてもよく、私もこんな風に、いつまでも登っていられたらいいなと思った。
で、千畳敷駅に着き、身支度整えて外に出ると、もうそれだけで圧巻。
早い人はもう中腹辺りまでいってる感じで、わたしもスタート。
雪は締まっているというよりは適度にゆるく、前日までのステップも残っているので、それを使いながら、立ち止まり立ち止まりしながらも直登で乗越浄土へ。
昨日はガスで、上での記念写真も撮ってなかったので、まずは宝剣岳をバックに記念写真。
その後は、きょうも風が強かったけど、昨日と違い広い稜線上を中岳、そして木曽駒ヶ岳へと進み。今回は難なく登頂となりました。
周囲の景色が絶景すぎて写真撮りまくり。
もう、あっちで撮ったりこっちで撮ったり。これは御嶽山だね。
空木岳方面
登頂の記念撮影①
記念撮影②
なかなか帰る気になれない。
南アルプスの向こうに、富士山の頭が覗かせている。
宝剣岳はすごいね。
前岳に人が立っている。
南アルプスをバックに絵になるね。
私も今度はあそこに行ってみよう。
おお、登ってる人がいる。
がんばれー!と心で祈りながらしばし見守りました。
私にも、ここを登れる日が来るのだろうか?
最後まで見届けたかったけど、なかなか進めないようだったので、下山します。急な八丁坂も、この日は下りの右側に階段状のステップが出来上がっており、難なく降りれました。
無事下山、最後まで快晴でした。
ま、とにもかくにも、二日間の初めての雪のアルプス挑戦を無事終えることができました。
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