真宗と聖徳太子展と絵解きフォーラムに行ってきた


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龍谷ミュージアムで開催中の特別展「真宗と絵解きフォーラム」と、関連イベントの「聖徳太子絵解きフォーラム」に行って来ました。

龍谷ミュージアムは「絵解きってなあに?」展以来です。2012年開催なので、もう11年前になるのですか。ずいぶん前の事になってしまいました。あの時も、関連イベントの絵解きを聴くために、2回出掛けたのでした。

さて、メインの特別展の方は、ギャラリーに所狭しと、絵伝や伝絵が並べられ、中でも連坐像は、何本も並べられて圧巻。真宗の中で、聖徳太子がいかなる存在だったか伝わってきます。

しかし、こう男の顔ばかり並んだ連坐像を何本も見ていると、うへ、まさに男社会って気分になり、当麻練供養図がふと思い浮かびました。あちらは、僧も尼も、皆地面に座り、阿弥陀如来と二十五菩薩を迎えてますからね。

そんな中、面白い発見は、聖徳太子絵伝のある一本には、黒駒に乗って富士山へ飛び、かぐや姫と問答した図があること、愛知県本證寺蔵の善光寺如来絵伝には、太子と芹摘姫の出会いが数場面から構成され物語化されていること、ハーバード美術館蔵の二歳像の像内から尼僧の願文が何枚も見つかり、それが展示・解説されていたことでした。

で、これら、当然図録に載ってるだろうとキチンとメモせず、図録を買って帰ったのですが、載ってない、、、
う〜ん、展示と図録、きちんとマッチさせて欲しいよな。

で、午後からは龍谷大学に移って絵解きフォーラムへ。

最初、フォーラムってのでめちゃ期待してたんやけど、その面では期待外れ。
それぞれが口演されただけ。
でも、それぞれ持ち味出てて、一挙に四本もの絵解きを聴けて、石井先生の話も面白く、聴きに行って良かったです。

中でも、唯一女性の齋藤優華さんの絵解き、とても和らいだ口演で良かったです。
やっぱり聖徳太子は、和(やわらぎ)でなくちゃね。

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