きょうは、四天王寺大学の特別公開講座「たいし塾」の3回目、「聖徳太子絵伝とその絵解き」に参加してきました。 太子街人の会からは、私を含め4名が参加されていました。
講座では、四天王寺絵堂の壁に描かれている杉本画伯筆による絵伝のレプリカを使って四天王寺僧侶が絵解きをしてくれました。私は数年前に四天王寺で拝聴したことがありますが、その時よりずっと熟れた絵解きで面白かったです。
そのレプリカは、一昨年大阪市立美術館で開催された『聖徳太子』展の展示用に作られたものらしく(なんせ現物は絵堂の壁に描かれているので、そりゃ持ち出せんわな)、「これを作ってもらったお陰で、こうして方々へ出かけて絵解きできるので助かってます」とおっしゃっていました。
また、同時開催で、学芸員課程履修の学生が、四天王寺所蔵近江法橋筆による絵伝を元に実習された展示会「『絵伝』から聖徳太子を知ろう」が開催されていて、学生さんたちの力作に惹かれました。
実習では、聖徳太子伝の決定版とも言われている『聖徳太子伝暦』を通読し、聖徳太子の伝記には「すごい太子」と描かれる部分と、「愛され太子」と描かれている部分があるのではないかと考え、それが絵伝にはどう描かれているかを調べ、キャプションを作っていったそうです。
単に、絵伝の一コマ一コマを紹介するだけでなく、関連資料も広く求めてまとめられており、特に私は。職能神としての聖徳太子や、東北地方の民俗信仰「マイリノホトケ」が興味深かったです。
職能神についての解説
黒駒伝説と東北の民俗信仰の解説
あ〜、太子町の叡福寺にも絵伝があるのに、、、
レプリカが欲しい。
絵解きが出来たらいいのに。
参加した街人の会の他の方とも、私達もこんなんしたいねと感想を交わしました。
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