岳のぼり


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二上山では、昔、例年3月23日に奈良側の村人たちが「岳のぼり」といって、山頂でごちそうを食べて新緑を楽しむ行事があったそうです。

『西国三十三所名所図会』(嘉永6年 1853)には、「例年三月二十三日、薩州より修験者きたり、当麻寺の僧侶と倶(とも)に護摩供を修法す。是此近村より請じて、五穀成就の祈りをなすと聞ゆ。此日は山上にて酒の上温、肴の煎売、或は覗き、からくり、放下師なんど出て賑わし隣村の老若男女険阻をこととせず群集す。此旬の法会といふべし」と、その様子を伝えています。これには、大阪側の山田村(現太子町)からも参加したそうです。

現在は、毎年4月23日に、二上山美化促進協議会(葛城市・香芝市、太子町)主催の清掃登山のイベントが行われています。

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